登山を安全に楽しく始めるために。そしていつまでも登山を愛していくために。<登山ウェア>

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上高地 明神橋に朝日をバックに佇む子猿

こんちは! hiro(white21)と申します。

今回はウェアや道具について書きたいと思います。

とは言っても、登山ウェアなどについてはいろんなサイトに、嫌というほど様々な紹介がされているので詳細はそちらをご覧いただければと思いますが、私からは登山ウェアの特徴や実際に登山に行くときの荷物などのポイントを紹介していきます。

 

登山ウェアは素晴らしい!

山ガールという言葉がすっかり定着して、実際に登山に行くと多数の山ガールの方をお見掛けします。

私がマラソンをやっているとき、女子用のランニングウェアで「ランスカ」(ランニングスカート)というものが誕生して、一気にランニング女子が増えて、私が所属していたチームにも多くの女子ランナー(ほとんどが初心者)が入ってきて、とても賑やかになりました。

同じように山ガールという言葉が誕生して、登山を始める女子が増えたのかと思いますが、そういう意味では「キャッチコピー」の影響力というか凄さを感じます。

さて、本題に入りますが、登山ウェアは比較的値段が高いです
もちろん、ブランドなどによっても高い安いがありますが、全体的に高いのが実情です。
ただし、高いだけあって物は抜群に良いです。

ちなみに私が持っている登山ウェアは登山を始めたころに購入したものを、今でもほとんど愛用しています。

素材の良さだけでなくデザインも格好良いものが多く、冒頭に書いた通りレディースは色使いなど、とてもかわいいものがたくさん出てきています。

最近ではノースフェイスや、コロンビアなどは完全にタウンウェアとしても幅広く愛されてきています。

そこで、私なりの登山ウェアを選ぶポイントをお伝えしていきます。

 

ウェアを選ぶ上での大事なポイント

  1. アンダーウェア(下着)に手を抜かない
  2. レイヤーを考える
  3. 出来るだけ登山専用の店舗で試着出来るものは必ず試着して購入する
  4. レインウェアを選ぶ際のポイント

それぞれの詳細を書いていきます。

  

アンダーウェアに手を抜かない

ずばり、汗対策です!

細かく言わなくてもご存知だと思いますが、登山で一番危険なのが、「冷え」です。

「冷え」=「低体温症」につながります。

今は山専用でなくても速乾性のアンダーウェアとかTシャツとかも販売していますが、私はやはり登山用で販売しているアンダーウェアの購入をお勧めします。
価格は高めですが、抜群に性能は良いです。
低山だから良いんじゃない?と言われる方も沢山いらっしゃいますが、私は、低山だろうと登山に行くからには絶対に手を抜いてはいけない最大のアイテムだと確信しております。

 

レイヤーを考える

 先ほども書きましたが、登山をしている時、汗についてはとても気を遣う必要があります。もう少し具体的に言うと、体温調節を上手くできるようにすることですが、これが意外に難しいのです。人によって汗をかきやすい人もいればそうでもない人もいる。暑さに強い人もいれば苦手な人もいる。寒さについてもそうです。

私もそうでしたが、登山を始めたばかりの時はなかなか体温調節が上手くできなくて、特に寒くなってきた10月以降の登山では途中で暑くて汗をかきすぎて苦労したこともあったかと思えば、今度は寒すぎて苦労したりと、なかなか厄介でした。

その度に何が悪いのかいろいろ考えて、登山を繰り返すうちに、いつの間にか自分の最適なウェアの着方を見つけました。

ポイントの一つ目はやはり、アンダーウェアです。

私は真冬の雪山登山用と無雪期の寒い時期に着るアンダーウェアを別々にしています。といっても、どちらもモンベルのアンダーウエアですが、生地の薄さが違うだけです。

ちなみに、某アパレルメーカーのヒート〇○〇で何度か登山をしたことがありました。あくまでも個人的な感想なので違う感想をお持ちの方もいると思いますが、もともと私は暑がりでもあるのでそのせいかもしれませんが、私には暑すぎました。おそらく体温を逃がさない能力が優れているのだと思いますので、そういう意味ではタウンで着る分にはとても素晴らしいものであるという裏付けにはなります。

それに気が付くまでに結構時間がかかってしまいました。そこでモンベルのアンダーウェアを試しに来てみたら、抜群に快適になりました。

二つ目はレイヤーです。

いわゆる重ね着です。一言でいうと、あまり厚手のものの着用はお勧めしません。
薄手のものを数枚着用することをお勧めします。私も何度か厚手のものを着て登山したことがありますが、体温調節がめちゃめちゃ不便でした。冒頭に登山ウェアは素晴らしいと書きましたが、薄い生地なのに風を通しにくいものや、ロングスリーブのカットソーなども、蒸れない素材であったり、とても機能性が高いものばかりです。
それらを数枚重ねると体温調節がとても楽になります。
しかも薄いものだと荷物としてもかさばらないので一石二鳥です。

ただし、やはり人によって感覚が違うので登山を重ねて自分のベストなレイヤースタイルをつかむことが大事です。

 

出来るだけ登山専用の店舗で試着できるものは必ず試着して購入する

現在は空前のアウトドアブームでもありますので、アウトドアウェアという品目で様々な店舗で様々なウェアを目にすることが多くなりました。
もちろん、これらは機能性も良いものも沢山あるかと思いますが、アウトドアと一口に言っても様々なシチュエーションがあります。
ハイキングを楽しむのもアウトドアですし、キャンプ場でキャンプをするのもアウトドアです。もちろん、登山もアウトドアの括りに入るのかと思いますが、個人的にはアウトドアではなく、やはり「登山」という独立した言葉が適切だと思っています。

なぜそう思うかは別の機会に書きたいと思いますが、そういう意味でも登山専用の店舗で購入することが大事だと思っています。ちなみに登山専用の店舗でも通販での販売も当たり前になっていますが、慣れるまでは、やはり試着をして購入することをお勧めします。

最近のウェアーの傾向として、ストレッチ性があるものが非常に増えています。私は以前クライミングをやっていたのですが、始めたころはなかなかストレッチのパンツがなかったのですが、ストレッチの製品が出てきてからはとても快適になりました。

中でもパンツはこのストレッチとシルエットが自分に合っているか、きちんと履いて確認することが大事です。特にレディースは細めのシルエットが多いので、好き嫌いというのももちろん大事ですが、長時間歩いても快適でいられるか。をよく考えてみることが大事です。

アウターも同じですが、動きやすい大きさなのか、先ほど記載したレイヤーとの兼ね合いなどをよく検討して購入してください。

冒頭に記載しましたが、登山ウェアーは高価ですので、購入後に「失敗した」となるととてももったいないですので、じっくり時間をかけて購入するのをお勧めします。

 

レインウェアを選ぶ際のポイント

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蝶が岳山頂にて。予報よりかなり早く天気が崩れて夜中に大雨に打たれたテント

 

最近登山を始めた方は、レインウェアの購入について、あまりお金をかけずに比較的安いものを購入する方が増えているようですし、雨の日や、天気が悪くなる日はそもそも登山に行かないのでレインウェアは必要ない。という考えている方がいるようです。

何とも言えないところですが、私もそうですが、登山のベテランの方は必ず同様に

「登山に行くときは天気に関わらず必ず雨具を持って行ってください。」

と、言うはずです。登山は何があるかわかりません。遭難の事についても別の機会に書きますが、遭難した場合でもレインウェア一枚で命が助かった例などは沢山あります。

ですので、何度も言いますが、

「登山に行く際は場所、天候に関わらず必ずレインウェアを持って行ってください」

さて、そのレインウェアですが、最近では実に沢山の種類があって迷いますね。各メーカー毎にオリジナルの素材も沢山出てきていて、自分の判断で購入するのは難しくなってきているので、購入する際はお店の方とよく相談してみてください。

私から簡単にレインウェアの種類について簡単に記載します。

レインウェアには、・防水性 ・透湿性 ・撥水性 の3種類があります。

・防水性とはー水が内部に侵入するのを防ぐ性能の事です。防水性能として耐水圧の数値50,000mmなどで表示されます。

 ・透湿性とは、身体から出る汗などの水蒸気(蒸れ)を外に逃がす性能の事。
35,000g/㎡-24hrsなどという数値で表します。

 ・撥水性とは、生地の表面で水を弾く性能の事。数値での表示がありませんが、これは傘なども同じなので見たことがあると思いますが、撥水性が高いと、水がコロコロと水滴になって落ちていきます。このコロコロした感じがなくなってくると、撥水性がなくなってきた証拠です。

 

以上一般的な3点を記載しましたが、これだけではもちろん選べません。
上記の他に
・強度
・軽量性
なども、購入する際のポイントになります。
皆さんご存知のゴアテックスもいまではレイヤー違いや、ストレッチ性があるものなどがあってどんどん種類が増えています。
ですので、漠然と店員さんに相談しても、店員さんも困ってしまうので、今は低山だけだけど、いずれ穂高岳にチャレンジしたいとかでも結構なので、ある程度目的をもっておいた方がよいと思います。

 今回は以上です。今回で3回目のブログですが、毎回とりとめもないことばかりで、しかも、「もっと重要なことを書き忘れているようなこともあるな」と後で気が付いたりしていますが、そのあたりは別の機会にお伝えしたいと思います。